「EOS 60D トライアルキャンペーン」

「EOS 60D トライアルキャンペーン」に当たったので、借りてみました。
当初、土曜日借りて、
月曜日出張行くタイミングで朝返そうかと思ってたのですが、
時間的に無理なのが判り、土曜日のみの試用
本当は、暗い所も含めじっくり触ってみたかったのですが、
そうも言ってられず、ほぼ半日の試用、
感度設定は、オートでもISO100まで落ちてるので、100で固定
レンズは、セットレンズの18-135mm F3.5-6.5と自前の300mm F4Lメインで試して。
で、何でここまで記事が遅くなったかって?
RAWが触れなかったのが理由。。。。
なのか、忙しかったからか(これは言い訳)、
出てきてるJPEG画像、何だか一緒に撮ってる40Dと雰囲気が違ってたので、
その確認も込みで、RAWが見たかったのです。
まずは、セットレンズでのお試し。

うちにある18-55mm F3.5-5.6 ISとほぼ同様の結果、
解像感も同じノリです、テレ端は少し厳しいですね。
ここでこのレンズの写りに関しては、特にどうこう厳しいこと言うつもりもないので、
極端なものを、
耐逆光特性は、この通り。
今時のレンズって凄いですよね。
ただ、このクラスのレンズだと完全に素子の方が勝ってしまっていて、
等倍で見ると凄く情けない。
こういう部分ストレートに(正確にはこれでも処理は掛かってるはず)見せてしまうのがカメラメーカーのキヤノンなんですが、
絵に対する好感は有ります。
家電メーカー製品だと、
セットレンズでもそこそこ見えるようにアンシャープマスクを強めに効かした上から
色収差取るために塗り潰し気味の設定で出してぱっと見を良くしちゃうんですよね。
私は、フィルムの感覚が抜けてないのか、
この立体感を殺す方向の処理があまりにも嫌いなのですが、
一般的な評価はこっちの方が上なんですよね。
フィルムの粒状感見てノイズだとわめき散らす人なんて居なかったんだけど(笑)
日本のユーザーのヒステリックな、高感度のノイズ論、家電メーカーは何もしがらみは無いから、
ぱっと見できれいな画像を出す方向でのセットで逃げちゃった。
ペンタ・ニコン・キヤノンは前者、
パナ・ソニーは後者って感じの絵作りになりますよね。
オリは、周りに使ってる人がいなくて、
実物の生の画像って触ったことがないんで、判りません。
この画質(数値じゃない部分)は言いたいことたくさんあるので、この辺でおわりにして、
実際のインプレを、



レンズを300mmに交換して、しっかりと撮ってみると。

等倍の画像はこちらから(サイズ3.3Mです)
縮小画面では極めて十分な画質だし、等倍であら探ししても、そう文句の無いレベル。
7D・x4にも使ってるようですが(全く同じとは限らないけど)
この18Mピクセルの、良い素子なんでしょうね。
しかし、サイズがデカいこと、これ、DPPでのJPEG画質を7で変換してるのですが、このサイズ。
RAWで写して、等倍で観察なんて事をしちゃうと、いろいろと粗が見えてくるのですが、
1800万画素ってのは、正直、かくもレンズと撮影者に厳しいものかと。。。。
プロペラ止めたくないから、1/300辺りで写した写真も多いのですが、
等倍観察すると、意外と多くのコマで微妙にぶれてる。
40Dでここまで歩留まり悪くないのにって位。
ただ、等倍ではなく全画面(モニタの縦1200ドット)では判らないんですよ(爆)
普通にブログで使う900×600位にしてしまうと全く判らなくなってしまうのですが(笑)
EF300mm F4Lって設計は古いけど、いわゆるL単って言われるレンズですが、
60Dで撮った多くの写真確認すると、そろそろ限界値だろうなと。
これ以上の高画素化した時は、レンズ限界を確実に超えてくるので、
レンズも買い換えって事になるのでしょうね(苦笑)
で、40Dとの写りの差の部分、
設定自体はほぼ同じなのですが、どうも雰囲気が違うなと思っていたら。
ライティングオプティマイザなる機能が、onのままでした(苦笑)
DPPで効果が変えられるので、変更してみました。

これがデフォルトの、オプティマイザ、ON・標準

こちらが、OFF
この場合は、差は、ボディーの影の濃さは同じで、空が動いてますねぇ。
本当は、空そのままでボディーを明るくして欲しかったんだけどねぇ(爆)
40DではそのままOFFと同じ写り
で、このオートライティングオプティマイザって機能ですが、
DPPで使う時は、
ボディーにこの機能が有ると効くんですが、
40Dのような元々無いボディーで撮影した画像では、
チェックが出来ない(使えない)んですよね(笑)
有ると、意外と効いてるなって画像もチラホラと。
特に逆光では効いてるのが何枚か有りました。
ただ、コントラスト感がやや落ちるので、善し悪しですね。
で、画像以外での使った感じでは。
・少しだけコンパクトになった。
x2ほどではないけど、40Dよりは小さいかな?
・Eos初のバリアングル
ライブビューのAFがフォーサーズ系に比べると遅いので、少しメリットは薄い?
ただ、今まで撮りづらかった物には対応しやすくなるでしょうね。
・モードダイヤルに回り防止のボタンが付いた
これは、もの凄く良い、40Dでは鞄の中で勝手に回っててびっくりな事が多かったので、
だから、C3とC2を同じ普通のAV設定にしてC3固定で普段は使ってます。(最近あまりしてないけど)
・HD動画
これだけAFが駄目だと厳しい物があるね。
・高感度
やってないので、全く判らないです(爆)
・カメラ内現像
もう少し設定が有っても良いかな?
特に、シャドーとハイライトを触りたい時が多いのだけど、出来ないのが残念。
・アートフィルタ
使ってみたけど、心動かされる物は。。。
ジオラマ、ただ、これもあちこちで見慣れてきたので、残念ながら。
やっぱ、アオリの効くレンズ(カメラ)で撮ったモノとは格が違うのも明らか。
あと、先に設定しておいてと言うパターンではないのは正解かな。
だって、遊びで設定したモード、戻し忘れて不幸なことになるより良いんじゃないかな?
この辺りがキヤノンなんでしょうね。
・ダイレクトポインタ位置移動
まぁ、慣れだろうね。
ただ、バッテリーグリップ使うの前提だと良い位置になったのだと思う。
私は40Dでフォーカスポイントは、ボタン押してから、メインダイヤルで選択
ダイレクトボタンでは斜めに入ったりするのが有って、本当に素早く確実にって時は、
使いにくいから、この60Dの位置で使い込んでみたい気はします。
・ボタン類の割り振りが変更になった
どうなんでしょうね?
こればかりは慣れだと思うので。
今まで、メインダイヤルとサブダイヤルに割り振ってたのを止めてるんですが、
意味があるのかないのか?
ただ、このカメラのターゲットを完全にエントリーと位置づけるのであれば、これは正解。
総括
良いんじゃない(爆)
嫁様はいたくお気に入りで、これ買うために貯金するらしい(目標12万だと)
よく、ネットでx2と全く同じと揶揄されていますが、
たぶん、使ったことのない人のカタログしか見たことのない人のご意見だろうね。
動体に対するフォーカスの付きなんて、kissでは本当に心許ないし、
連射速度って話ではなく、バッファ量による書き込み枚数の差はいかんともしがたい。
ファインダー自体も見やすさが違うんだけどね。
正直、長時間覗いていると差が判るの。
ただ、ファインダは40Dよりは像が小さくなったかな?
データ見たら、倍率同じだと思ってたら、
視野率が1%良くなってるので、その分像は小さくなったのか?(計算上って事だからねぇ)
実際は40Dと60Dで同じレンズでちょっとだけ見え方が違ってるんですよね、
まぁ並べて比較しても仕方のない部分だし、kissと比較するほど差があるわけでも無いので、
気にしないってのが一番かな?
60Dはマジで叩かれることの多い機種ですが、
キヤノンも悪い部分有ると思うね。
60って事は、50の後継って事でしょ?
その位置だとこの機種は完全にNG品だと。
正直7の機能そのままで、スピードだけ落として出せば
誰も文句言わなかったんじゃないかな?
だって、7って既に1年だからね。
APS-Cの素子群で順列を付けると、
7をいわゆるハイエンドと取れば、
60はその下で、kissの上って位置なので、
良い位置なんですけどねぇ、
50から進化した後継と思ってる人も多いんじゃないかな?
そういう人からはボロクソに叩かれる(苦笑)
嫌なら、7買えばいいのにね。
触った感触から受けた正直な印象で言うと、
男性がkiss持つの嫌なので、
そのちょっと上のエントリー機が欲しいって人には、
これ最適だろうなと。
この機種、7が出ちゃったから、
番号がぐちゃぐちゃになったんでしょうね。
で、この貸出機に関するコメント
素子清掃はして欲しかったな。
F16以上だとゴミが数カ所写ってました。
途中、シャッター暴走
ボタン放してるのに、連写したまま、全く止まらず。
電源切って、書き込み終了確認してから、バッテリー外して
再発無し。
なんだったんだろう?
最後に、
DPP、このバージョンアップで、
このアートフィルター機能をRAWに対して機能するようにしてくるかと思ったんですけどねぇ。
付いてなかったね。

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