ここ2週続けて、週末にデジタル一眼を借りて使用しました。
使用機種は、キヤノン EOS Kiss X2です。
一応、これの元になっているEOS Kiss Digital Xを含め最もベーシックなエントリーモデルです。
この2機種の差は、正直、後継モデルと思っていたんですが、どうやらまだ並列して販売しているところを見ると、やや方向付けを変えているのかとも感じます。
Digital Xに対して、X2の特徴は、
メディアがSDオンリーになっていること、
画素数が1200万画素となっていること、
DIGIC IIIにより14bit化していること
ズームセットには手ぶれ防止のIS付きレンズがセットされたこと。
サイズが小さくなり、重量が軽くなったこと。
3インチの液晶モニターになったこと。
ライブビューが出来るようになったこと。
簡単に挙げるとこの辺りなんですが、
DIGIC IIIによって、連写速度が若干上がったり、
高輝度階調優先処理が出来るようになったり、バッテリーの容量アップにより撮影枚数が増えたりと、細部でのブラッシュアップがなされています。
撮影した写真を見ていくと、画像処理まわりのノイズや階調表現には相当の進歩が見られ、特に高感度時での処理には少し前の入門用デジタル一眼では考えられない位の仕上がりが出来ています。
この辺りを考えても、後継機かとは感じているんですが、
どうなんでしょうね?
上から見ると、A-1よりもかなりコンパクトになっていることが解ります。
レンズがでかいので、ぱっと見は大柄には見えますが、ボディだけだと結構軽く仕上がってます。
やはり、3インチの液晶を見ると今風のモデルなんだと感じます。
操作に関しては、お任せなモード(簡単操作ゾーン)では、フォーカスポイントもお任せになってしまっていて、撮りたい構図ではなかなかピントがきれいに決まらなかったり、少しでも暗いと判断されると簡単にフラッシュたかれてしまうし。。。
昔からのカメラユーザーであれば、ある程度自分で制御できる応用ゾーンでの撮影となると感じます。
ある程度明るい場所でのフォーカスはかなり早く、精度も良いと感じます。
フォーカスポイントの選択は、5D、40Dのようなポインタではなく、カーソルボタンなので、ファインダーをのぞいたままでの選択はややしにくく(慣れはあると思うが)一度ファインダーから目を離しての操作となります。
#40Dとかのポインタは、あれはあれで、意外と斜部分の位置の選択が難しいんではありますが(笑)
性能面で見ていくと、
どうしても、上位機種には引けを取るのは仕方がないにしても、
連続撮影枚数、カタログ上では、RAW+jpegで4枚になっていますが、高輝度階調優先と高感度時ノイズ低減をかけておくと、連続撮影が2枚になるんですよね。
オートブラケットかけても、枚数が足りないので、結局使えないってお話しなんですよね(笑)
出来上がった画像を見る限りは極めて良い味付けになっていると感じます。
操作系で話をすると、
ボタンとダイヤルなので、他のEOSに触れていた人であれば、全く操作に対してのとまどいはなく、多少の違いはあっても何も見ずに適当にいじれば感覚的に判る部分の方が多いです。
ただ、マニュアル露出の絞りの変え方はまだ判っていませんが(笑)
簡単操作ゾーンでのライブビューがないのは正直、どうかとは思います。
使い方考えると、初心者こそそういう使い方をするような感じがするんですが。
デフォルト状態では、
ライブビューのAFが行われない、
ノイズ低減関連が、全てオフになってる等の、有る意味不親切な状態とも取れますが、概ね価格に対しては充分な性能を持ったカメラだとは感じます。
レンズも含め、
それぞれ細かい部分の所感はまた別途記入します。
タイミングがあえば、この Canon EOS Kiss X2も候補でした。店頭で使ってみたところ、ピントの合い方が賢くてしかも綺麗な写真が撮れるとあっては食指が動きますよね。
アクティブに使えないライブビューに関しては、ちょっと拍子抜けナ感じですけど、デジイチはやっぱりファンインダー越しでしょう(笑)。
でも、確認用のモニターとしてはウチのPENTAXより確実に綺麗です。
このカメラは、誰でも簡単、キレイに確実に!というコンセプトなので、ちょっと弄っただけでも楽しく、気持ちよくシャッターが切れちゃいます。
今だったら、コッチを買うかも・・
メジャーなのはちょっと気に入りませんけどね。
そうなんですよ、みんな持ってるのがイマイチ嫌なんですよね(笑)
モニターは他のとは比較してないので何とも発言できないんですが、3インチはマジででかいと感じますよね。
見た瞬間に、でかいモニタ=今風だと感じますから(笑)
ただ、確認用としてレベルなので、そこまで気にならないのだとは感じます。
それ以上に、家のPCモニタの方が確実に差が出てるので、CRTに対して液晶の表現力にかなり不満が有りますね。
デザイン的には、EOS Kiss Digital Xと比較するとX2の方が、EOS1に通じるデザイン感で好感を持てます。
使い勝手は慣れでしょうね。
私の場合だと、ニコンは各ボタンに割り振ったメニューが深くて使いにくく感じますが、使い慣れると使いやすい位置にボタンがあるのでメニュー毎にボタン追っかける必要がないから便利だとも言われてしまいます。(笑)
ライブビューに関しては、
正直な話としては、家電部門と光学機器部門の考え方の差かもしれません。
アルファなんて家電のソニーになってから、ライブビューメインで使うような感じの宣伝までしていますよね。
いくら手ぶれ補正があるからって言っても、額も使って3点固定するのと、両手で持つのでは相当差があるのは確かなんですけど、、、
一眼持ってる人でもライブビューメインでコンパクトカメラ持ちで写す人をちょくちょく見るようになってます。
マクロで極薄のピントをマニュアルフォーカスで探すような使い方だと、実はライブビューの×10なんてかなりラブリーな機能だったりするんですよね。
実は、ライブビューって、CCD動きっぱなしなので、元々そう言う使い方を想定していないCCDなのでカメラにはあまりよくないんですよね。
発熱するのでノイズ発生の原因にもなるし、発生したノイズを除去するために本来不要な画像処理をさせなくては行けない、結果画像本来のシャープさや深みが損なわれる。
この辺りを気にして、キヤノンはライブビューの使い道を安易に広げないようにしているのかもしれませんね。
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