VOLKL P60 SC Racing 165cm

この板、試乗無しで買ってしまいました。（笑）
ショップのおやじさんが、エランのＳＬＸが良いと感じるのならこの板も絶対良いよとの言葉を信じて購入（爆）
ストラクチャーも最新のやつ付けておくから・・・
＃こういうのにめっぽう弱い

乗った感じは、
まず、軽い。
フレックスはかなり柔らかめ、トーションは意外としっかりしている。
幅広トップの割には外乱要素受けにくい。

この柔らかさはジュニア選手用（供給板ではなく大半のジュニア選手用に市販されてるような物）に近い感じがします。
通常の選手用は強烈に硬い！
立体構造のブリブリキャップ構造なんですが・・・良い感じにたわみます。

サイドカットがきついので、乗り手もそれに応じた動きをしてあげれば、かなりいい具合に板は動きます。
フレックスの関係か、とりあえず角付けしてしまえば曲がっていくので扱いは楽です、
もう少しトーションが強ければマジ選手用で通用する・・・

トップ幅もあり、ターンの始動はすごく楽です。

きっちり倒し込んで踏んでいける人には非常に楽な板です。
たわましてあげれば、きっちり返ってくるし、かといって反応早すぎずに非常にバランスの良い板です。
前後バランスも良く、多少踏み間違えてもカバーできる。

乗ってみての評価として、悪い点という部分が明らかに出てこないバランスが良い板です。
あえて挙げれば、走りが少し弱いかな？

あえて欠点探すと・・・
トップフィンが凄く弱い。。。
ポールの根元に２回当ててるんですが・・・
ひび入ってます・・・

モーションレール部分から黒い汁が出る。。。

今シーズンからトップモデルは一体型になったアルミのモーションレールに変わったんですが、レールと乗っているプレートが擦れてアルミの削れた物が出ているんだと思うんですが・・・きちゃない・・・
ウエアの肩の部分が黒くなってます・・・
気温高いとビンディング部分に着いた雪が溶けて黒い汁が流れてる・・・
どうも、来シーズンモデルはアルミにコーティング掛けて防ぐらしい・・・今シーズンモデルは諦めろってか？？？
って、思ってたら、汁が出るのは、実は初期品だけだったようですね、量産品はちゃんと処理がされているようです。。。。
が、少しは出てるぞ？？？

あと、アルミモーションレール関係その２
これ、弱いっす。
１月中旬に関西の緩んだ雪で滑ってたんですが、深いターンしてたら、足元崩れてこけたんです、その時、インエッジで当てたんでしょうね、完全にひん曲がってる、そんなに派手な転倒ではなかったんですが・・・
フレックス出すために切り欠きがあるんですけど、この部分から、ぐにゃっと曲がっちゃいました。
修理は不能ですって・・・
そうだわなぁ、アルミなので戻したら折れるだろうし、内部と一体で成形されているので取り替えるわけにも行かないからねぇ。
＃捨てる気で戻したら、やはり折れました。
まぁ、変な形で押してたので、板の滑走面のフラットがずれてきたので、戻そうと思ったんですが、無理でした（爆）
折れてから乗ってみたんですが、内足側に履くとやっぱり判りますね、スピード乗ってるときになんか嫌な動きします。

最後に、
この板、新しいパターンのストラクチャー入れたんですが、一番最初に付いてたのがウエーブなんですが、その下地にストレートを付けてから、入れてあり、それがちょいと深かったようですね、噛んでしまって真っ直ぐ行こうとする、踏んで曲げていれば普通なんですが、止まったり、大きなＲで行こうとしてずらそうとしたら全く動かない・・・
常に踏んで曲がってなきゃならない状態で、死ぬほどしんどい。
ただ、トップ幅１２０ｍｍもあるのに、フラットに踏んでもキョロつかずに滑ってくれるのは良かったが・・・（爆）
ストラクチャー薄くしたらその傾向が無くなり凄く扱いやすい板になりました。
たぶん、トップ幅広くてＲのきつい板ではストラクチャーの深さ、操作性に相当関係有りそうですね、ＧＳ板だと、深くてそうなってもさほど関係ないような気がするので・・・

追記2008/3/23

この板、昨シーズン(06-07)に結構履いていたんですが、その前のシーズン位から、板の狂いが大きくなり出して、チューン出してもシーズン中に狂いが出て来ていました。
でもって、さすがにへばってきたのが判って、次の板として小賀坂のKS-ST購入したので、へばっているのを言って知人に譲りました。

しばらく小賀坂使ってから履いてみるとやっぱりこっちの方がバランス良いんですよね。

多分、プレートがピストンじゃないから、より柔らかくて具合が良かったんだと思われます。

当たりの１台でしたね。

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