ogasaka KS-ST 165cm


いままで小賀坂の板って、もやーっとしてて、とらえどころが無くて、グリップ感とシャープさが無いんで、購入対象にならなかったんですが、これは、乗ってみて結構回しやすくて、グチャグチャの雪でも動くんです。
かなぴの持っているP60がへばってきて、これの後継機を探していたんですが、
今回はお店の諸事情で、買うことになりました。

本当は、アトミックのFR12を狙ってたんですが、数時間差で持って行かれてしまいました。


このST、と言うか小賀坂の板、チューン不要って書いてあるんですよね。
どうしても必要な人はショップに相談だって。

さすがに、仕上がりはちゃんとしたチューニングショップで仕上がってるほどきれいではないですが、実用には充分耐えれる程度には仕上がっていました。

乗ってみて、やっぱダメで、チューンには出してエッジを特にしっかりと研いでみたんですが、さほどの変化もなく、やっぱ板の性能による部分って大きい事を実感しました。


これ、SLとほぼ同じディメンジョンで、基礎用に柔らかくしたモデルですね。
乗った感触は、
Rが思ったより大きいので、曲がりにくいかと思っていたんですが、
実際に乗ってみたら、凄く良く曲がる、ただ、曲がりすぎる。
何もしなくても曲がる(笑)
フレックスは、柔らかい。
足元への返り(反発)は思ったより少ない、まぁそこそこは帰ってくる位。
動けるポイントは後側には非常に広い。
グリップ感は、やや薄いが、怖いと言うところまでは少なくない。
トーションが緩いのか、硬い部分での噛みは最悪。
選手用板のように、パンと圧を掛けるような滑り方は極めて向かないが、 滑らかに回していくのに合った板のようです。
バランスとしては、前では完全NG真ん中付近からやや後で最も動いてくれる板 ですが、ポイントが広いのでどこに乗っても動いてはくれますが、きれいに切って行こうとすると、 後乗りになります。
前から早めに入っていこうとすると、確実にズレます。
たぶん前のトーションが弱いから、圧を溜める前にグリップが不足して逃げていくんだと思います。
テールが広いので、テール側が噛むので、ターンの後半にテールを使って回し込む形がバランス良く動きます。
ハイスピード対応がやはりつらく、かなぴが通常滑っているスピードだと、大回りにしかならないんですよね。
乗り方があるんだとは思うんですが、スピード出ているときに後に乗るのが怖くて出来ないんですよね。
多分、やや後に乗って、後半に回し込むような動きをすれば良いのかもですが、さすがにあのスピードでそんな事して、煽られでもしたら、戻すだけの自信は無いです。(苦笑)

平板な全体的なたわみはきれいに出る板です。
しっかりさせたいと思って、VISTの中抜きを付けてみましたが、エッジの感触は掴みやすくなりましたが、グリップが増すような事はなく、たいして乗り味が変わらなかったです。



体重の軽い人や、脚力の少ない人には凄く乗りやすいと思います。
基礎用の小回りには向くんじゃないかな?

これは、本当に緩い雪用に買いました。
緩斜面と、ふわふわの雪、グチャグチャの雪、
こういうときに楽しく滑る板が欲しくて買ったんですが、コブなんかではかなり使いやすいんですよね。

普段の板とは使用するスピードレンジが全く違うので、
そう言う使い方をしないとダメですね。



戻る