サロモンビンディングの トゥピース調整の方法。

サロモンビンディングのトゥピースは、 手動で高さ調整、幅調整が必要です。
触る場合は自己責任になるので、自信のない人は自分で触らずにお店に持って行って調整して貰ってください。
ビンディングは怪我を防ぐ機能を持たせているので、正しく調整されていないと怪我に直結するパーツです。

最近は他のメーカーは高さ調整はまだ残っているところ有りますが、ほとんど幅については自動調整式で、 調整はまず必要なくなってきているんですが、サロモンだけは頑固に残していますね。
ブーツを変えた場合なんか結構ここのところが合っていなかったりすることが多いので、 特にブーツメーカーが変わった人は要注意ですね。
ちゃんと調整できていないと、誤解放(必要のない時に勝手に外れる)や解放が必要なときに解放値以上の入力がある場合 でも解放しないような状態になることがあります。
隙間が空いている場合は誤解放しやすく、きつすぎる場合は噛み込んで解放しない傾向があります。
サロモンが誤解放しやすいと言う人の多くの中にこの調整できていない人を見受けられます。
#新規購入の時ですら大手量販店ではこれの調整が行われていないケースを見たことがあります。


トゥピースの調整に必要な工具
マイナスドライバー


調整手順
まず、ブーツをビンディングにセットします。    楽なセット方法はこちら
そうして、真上からと、真横からそれぞれ見て下の図1・2の青丸表示のように、隙間が空いていないか確認します

     *図1


     *図2


ここで、隙が空いていなければ、OKとしても良いんですが、噛み込みがきつい場合もあるので、 出来れば一度この状態までゆるめてから調整し直す方がいいですね、ただ、 メーカーおよびサイズが同じブーツの場合、大抵はコバ高さブーツトップ幅は同じなので、触らなくて良いことが 多いです。
#モデルが違えば必ず合うわけではないのでメーカーとサイズが変わらなくても一度は見てください。
隙間が空いていれば必ず調整してください。

横幅の調整方法
図2の赤丸部分のねじをドライバーで回します。
隙間が無くなり軽く押さえるところまで回していきます。
ここで、無理に押さえるまで回さないでください、幅が狭くなりすぎて正しく押さえられなくなります。

     *図3


高さの調整方法
図1の黄丸部分のねじをドライバーで回します。
これも軽く触るくらいまで回します。これをきつくしすぎると外れにくくなります。注意してください。
薄い紙をブーツの下に1枚鋏んで調整する店もあります。
サロモンの場合だと、これ、上側にグリグリ回していくと最後はトゥピースの上だけが抜けちゃいます。(笑)



     *図4


#しつこいようですが、安全に関わります、自信のない方は、調整は必ずお店でやってください。
ここに書いてあるやり方はあくまで、方法の紹介で、この通りやれば確実に安全動作するわけではありません。
上記にある「軽く押さえる」という表現も文字通り曖昧です。慣れた人がやれば何ら気にしなくても良い状態でも、 人によっては、極端に押さえつけた状態を軽くと感じるかも知れません。

個人での調整はあくまで、自己責任で行ってください。


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